【告知】「ジャーロ」2017年夏号に天祢涼さんとの対談が掲載されました

現在発売中のミステリ文芸誌「ジャーロ」No.60 2017年SUMMER号(光文社)に、天祢涼さんとの対談形式で、ニコニコ超会議2017のレポート記事「超会議に神社があるって本当ですか?」が掲載されております。

 

ジャーロ No. 60

ジャーロ No. 60

 

 「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに、毎年四月末に幕張メッセで開催されるニコニコ超会議。来場者数十五万人、ネット来場者数五百五万人という巨大イベントも今年で早六回目。その模様を、超会議は初めてという天祢さんとガイド役の私とのトークで振り返る……という内容です。

「春になるとCMがよく流れるニコニコ超会議って何?」という方も、「昔、超会議に行ったよ」という方も、「今年の超会議、楽しかったよね!」という方も、「来年こそは行ってみようかな」という方も、もちろん天祢涼さんファンの方も楽しめる内容になっているはず。

 

今回の企画、そもそもは、

  1. 現在、天祢涼さんは「ジャーロ」において「巫女の推理に御利益あり」を連載中。
  2. ニコニコ超会議には神社がある。
  3. じゃあ、ニコニコ超会議にある神社に取材しましょう!

という流れで生まれたものです。
はたして天祢さんは超会議からどんなインスピレーションを得たのでしょうか。お楽しみに!

 

なお、天祢涼さんがご自身のブログでも、ひと足早く感想をアップされておりますので、そちらも読むとより楽しめるかも?。

www.amaneryo.com

 

ジャーロ」といえば

ところで、「ジャーロ」といえば、刊行スケジュールが年3回から年4回刊行に最近変わったばかり。併せてHPやtwitter、LINE、Facebookも開設されました。

◯HP

giallo-web.jp

Twitterhttps://twitter.com/giallo_kobu

Facebookhttps://www.facebook.com/giallo.web/

LINE:https://line.me/R/ti/p/%40zvs2343n

 

なお、「ジャーロ」最新号には第17回本格ミステリ大賞の開票式のレポート記事や、投票した会員の全選評が掲載されています(私も今回、小説部門に投票しており、選評が掲載されております)。ミステリ・ファンの方はぜひぜひ。よろしくお願いいたします。

www.kobunsha.com

2017年上半期のアルバム私的Best10

5月も終わったので、とりあえず2016年12月~2017年5月の間にリリースされたアルバムから、独断と偏見で上半期のベスト10を挙げておきます。

 

なお、私のBest10遊びは、1996年に地元のレコード屋さんからの依頼で、同店舗が発行していたフリーペーパーに寄稿したものから始まっておりまして、それからなんだかんだで続けております。

とはいえど、今では備忘録替わりに付けているような感じで、「ああ、あんなレコード買ったなあ」と思い出すためにやっています。

 

とりあえず、昨年のランキングはこちら


2015年度はこちら


最後に。コメントは覚え書き程度のものなので、お手柔らかにお願いします。

 

洋楽新譜部門 
ブルー&ロンサム

ブルー&ロンサム

 

1位 ローリング・ストーンズ『Blue & Lonesome』
2位 レイ・デイヴィス『Americana』
3位 ロバート・ランドルフ&ファミリー・バンド『Got Soul』
4位 タジ・マハル&ケブ・モ『Tajmo』
5位 サンダーキャット『Drunk』
6位 ボブ・ディラン『Triplicate』
7位 O.S.T.『Beauty & the Beast
8位 オールド・クロウ・メディスン・ショー『50 Years of Blonde on Blonde 』
9位 イェンス・レークマン『Life Will See You Now』
10位 ジョン・メイヤー『The Search for Everything』
次点 シェリル・クロウ『Be Myself』
次点 ザック・ブラウン・バンド『Welcome Home』

 

1位の音像のやばさはたまらなかった。ブルース・アルバムという名のガレージ・ロック


The Rolling Stones - Ride 'Em On Down


2位はレイ・デイヴィスのソロとしても最高の1枚では。歌詞もじっくり読むべき1枚。


Ray Davies - Americana


6位のディランにはこの時代において「あえてこれ」ではなく、時代と正面から向き合ってほしかったなというのがあった。7位は新曲がとにかく良かったので。

『ブロンド・オン・ブロンド』50周年を記念したライヴを収録した8位はご機嫌。

 

隠し玉のLos Straitjacketsによるニック・ロウ・カヴァー集『What's So Funny About Peace』を入れられなかったのが心残り。

What's So Funny About Peace, L

What's So Funny About Peace, L

 

 


Los Straitjackets - “(What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding”

 

ショバリーダー・ワンの『Elektrac』やアリソン・クラウス『Windy City』も良かった。

 

洋楽再発・発掘部門

1位 オーティス・ラッシュ
  『アイ・キャント・クィット・ユー・ベイビー
   ~ザ・コンプリート・コブラ・セッションズ 1956-58』
2位 ビートルズ『SGT. Pepper's Lonely Hearts Club Band(Super Deluxe)』
3位 ロイ・オービソン『Black & White Night 30』
4位 ジョージ・ハリソンクラウド・ナイン』
5位 ポール・マッカートニー『Flowers In The Dirt(3CD+DVD)』
6位 バッキンガム・ニックス『Buckingham Nicks』
7位 ヴァン・モリソン『Authorized BANG Collection』
8位 V.A.『シルヴァー・アンド・サンシャイン~ソフト・ロックナゲッツ VOL.1』
9位 ブリンズリー・シュウォーツ『It's All Over Now』
10位 V.A.『Rock And Roll Music! The Songs Of Chuck Berry
次点 V.A.『To Love Somebody: The Songs Of The BEE GEES 1966-1970』

 

1位はブルース好き、アメリカ音楽好きは必聴。今回の一連のジョージのリマスターではダントツで良かった『クラウド・ナイン』を4位に。6位と9位は出たことに意味がある。英Aceはチャック・ベリーの作品集がシビレたけども、企画自体はビージーズのカヴァー集がユニークで好き。

ハンブル・パイのBOXとか、ロジャニコの音源集を入れられなかったのが心残り。木村ユタカ氏が編纂した『ナイアガラの奥の細道~ルーツ・オブ・ナイアガラ・ポップス』も企画が最高だった。

ナイアガラの奥の細道~ルーツ・オブ・ナイアガラ・ポップス

ナイアガラの奥の細道~ルーツ・オブ・ナイアガラ・ポップス

 

 

邦楽部門
木の奥

木の奥

 

1位 坂田学『木の奥』
2位 コーネリアス「あなたがいるなら」
3位 小沢健二「流動体について」
4位 ザ・ペンフレンドクラブ『Wonderful World Of The Pen Friend Club』
5位 YOUR SONG IS GOOD『Extended』
6位 ANGELICFORTRESS『TRISMEGISTUS』
7位 かめりあ『Guest Tracks" Summary & VIPs 01』
8位 ミックスナッツハウス『All You Need is Nuts』
9位 『佐野元春 & ザ・コヨーテ・グランド・ロッケストラ』
10位 Skillkills『The Shape of Dope to Come』
次点 LEARNERS『モア・ラーナーズ』

 

1位はシンガー・ソングライターのアルバムだな、というのが第一印象。全体の音像、それぞれの音の距離感がそう思わせるのだろう。あらゆるジャンルの上にたゆたう音楽。一瞬、「今って1997年だっけ」と錯覚してしまう。97年の傑作群と直列関係にある一枚。


Ki-No-Oku Manabu Sakata Trailer Long ver. (not final mix, not mastered)

 

2位は音像以上に、らしくないぐらいにエモーショナルなヴォーカルにぶっとんだ。


Cornelius - 『あなたがいるなら』"If You're Here"

 

3位は歌詞にノックアウトされた。ソフトロックな4位も最高。選からは漏れたが、For Tracy Hyde『Film Bleu』もギターポップス好きとしては面白かった。

 

Film Bleu

Film Bleu

 

 


For Tracy Hyde - Favourite Blue (Official MV)

 

なお、再発に限ると、ナイアガラのあの箱にとどめを刺すが、『火の玉ボーイ~40周年記念デラックス・エディション』、はちみつパイ『センチメンタル通り[Deluxe Edition]』の2つの豪華盤も良かった。特に後者の満腹感ね。

 

 

【告知】「起こりうる事件 来たるべき世界~サイバーミステリ小説アンソロジー」企画に寄稿しました

株式会社イードさんが運営する法人向け情報セキュリティ専門メディア「ScanNetSecurity」において、近い将来起こりうる新しいサイバー犯罪・脅威をテーマとしたショートショートミステリの競作特集「起こりうる事件 来たるべき世界~サイバーミステリ小説アンソロジー」という企画が同誌Webサイトにて6月5日からスタートしています。

 

www.iid.co.jp

 

同企画に私も評論原稿というかエッセイ原稿「『天使たちのシーン』は聴こえているか」を寄稿しました。

 

私の原稿は〈あとがき〉みたいなもので、掲載される4本のショートショート作品を総括しつつ、サイバーミステリの役割と可能性について考えてみたものですので、七瀬晶さん、一田和樹さん、千澤のり子さん、柳井政和さんの原稿と併せてお読みいただければ幸いです。ID の取得とサービス利用登録(無料)が必要ですが、どなたも無料で読めます。よろしくお願いいたします。

 

◆七瀬 晶「自動走行車の行方」

実験中の、目的地を言うだけでそこへ運ぶ自動走行車が突然暴走した。バグの可能性は低い。大学生の「僕」はプログラムを書いた先輩と真相究明にあたる……

scan.netsecurity.ne.jp

 

◆一田和樹「さよならアカウント」

末期の重病を苦に自殺した少女のTwitterアカウントが死後復活した。フォロアーもフォローも1名だけのアカウントのツイート数は毎日増え続ける……

scan.netsecurity.ne.jp


◆千澤のり子「初恋さがし」

「あなたの初恋の人 探します」 とあるインターネットのサイトで販売ランキング1位を獲得するサービスを販売しているのは意外な人物だった……

scan.netsecurity.ne.jp

 

◆ 柳井政和「QR ― Trojan Room coffee pot ―」 

横浜駅近くのコワーキングスペース併設の喫茶店Trojan Room coffee potのマスター 善光寺良成は、ある日、誰が置いたのかわからない IoTロボットを発見する……

scan.netsecurity.ne.jp

 

◆「『天使たちのシーン』は聴こえているか」

「時代は変わった。これからはサイバーミステリとアメリカの時代だ」 4つのショートショート作品を総括しサイバーミステリの役割と可能性を問う。

scan.netsecurity.ne.jp

 

なお、「『天使たちのシーン』は聴こえているか」とタイトルにはありますが、メインはこの曲についてだったりします。


小沢健二 - 流動体について

 

天使たちのシーン」は次のアルバムに収録されています。

 

犬は吠えるがキャラバンは進む

犬は吠えるがキャラバンは進む

 

 

dogs

dogs

 

 

最後に。今回の連載企画でサイバーミステリに興味を持たれたという方にはこちらもお薦めします(宣伝です。ごめんなさい)。

サイバーミステリ宣言!

サイバーミステリ宣言!

 

 

【告知】『声優論2 魔法に誘われて』の刊行が決定しました!

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この度、『声優論2 魔法に誘われて』という評論集を出すことになりました。

現在、鋭意執筆中。

今年の秋には皆さまのお手元にお届けすることができるかと思われます。

詳細が決まり次第、このブログでも告知いたします。

 

前作『声優論』は日本のアニメ、中でも深夜アニメを中心に活躍する女性声優さんたちについて論じましたが、今作ではディズニー作品で吹替えを担当する声優さんたちについて論じます。

今作でも前作同様、基本的に1章につき1人の声優さんを、声の質や演技、キャラクターとの相関関係を切り口に論じていきます。

 

目次はこんな感じです。

 

 

ディズニー・ファンはもちろんのこと、吹替えファンの方、ポップ・カルチャー全般に興味のある方にもご覧いただければなと思っています。

 

なお、詳細は後日発表いたしますが、『声優論2』刊行へ向けての壮行会イベント「Then They Lived Happily Ever After...」を5月に行います。

 

Then They Lived Happily Ever After...
  • 日程:2016年5月21日(日)16:00 OPEN/START 
  • 会場:Alamo's Basement
  • 出演:遊井かなめ、三木舞生...and more
  • チケット代(公式サイト先行予約:¥1,800/一般発売:¥2,300)
  • 詳細は公式サイトをご覧ください。

 

以下は注意事項です。よろしくお願いいたします。

 

  • 入場時、要別途1ドリンク
  • 先行予約チケットは先着順(規定数量に達し次第、終了)
  • 未就学児童入場不可
  • 今日は4月1日です

 

 

 

 

はい。エイプリルフールでした。

……というエイプリルフール企画でした。

とはいえど、『2』をやるなら、この方向性、つまりディズニー作品に出演した声優さんについて論じるという方向でしか考えておりません。
 
私なりのディズニー作品との向き合いとなる『声優論2』ははたして出るのか。それとも、エイプリルフールで終わるのか。
……一応、準備はできております。ご興味のある方はご連絡くださいませ(笑)。

【告知】明利英司さん『憑きもどり』の解説を担当しました

2月28日に発売された明利英司さんの『憑きもどり』(さんが出版、本体500円)の解説を書かせていただきました。

 

憑きもどり

憑きもどり

 

 

島田荘司選 第六回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作に選ばれた『ビリーバーの賛歌』を改題した『旧校舎は茜色の迷宮』で2014年に本格的な作家デビューを果たした明利さん。

2016年にはホラー風味もあるミステリ『幽歴探偵アカイバラ』(講談社ノベルス)を発表し、書き下ろしの原作『指令ゲームX』がドラマ化されるなど活躍を続けている彼の新作は、ミステリ風味もあるホラー小説。

 

あらすじはこんな感じです。

 

高校生の長江美里は家庭教師のアルバイトをしていた。ある日、彼女の教え子である原田茜が深夜に刃物で他殺される。現場には不思議な文字が残されていた…。それから次々と起こる通り魔事件、被害者の共通点…。一体誰が?何の為に?茜が殺された夜、の真実とは…。瑞々しい高校生活を脅かす、謎と恐怖の旋律。

 

ホラー小説としても面白いですが、ミステリに深く親しんでいればいるほど、足元を掬われかねないのでは。かく言う私も、明利の意図を読み取って先回りできたと確信していたところで、思わぬしっぺ返しをくらってしまいました。お薦めです。

 

なお、『憑きもどり』は映画化も決まっているそうで、劇場での公開とDVDの発売が予定されているようです。