「ファー・アウェイ・アイズ」はまだ聴こえているか?

Subculture

それはちょっと~“小説書いて”ってそれはちょっと

小説を書くことになってしまった。退路を断たれてしまった。とにかく、僕は小説を書くことになってしまった。10年近く前にローカルの純文学系の新人賞をもらったことがあるが、それぐらいしか実績がないのに、書くことになってしまった。“決定だね”ってイヤ…

【告知】「ジャーロ」2017年冬号に企画・編集を担当した記事が掲載されました

12/22に発売されるミステリ文芸誌「ジャーロ」No.62 2017年WINTER号(光文社)に、企画・編集を担当した特集「ミステリー誌のビッグウェーブがあった時代」が掲載されます。 ジャーロ No. 62 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2017/12/22 メディア: Kindle版…

【告知】『奇想天外』に編集で参加しました。

1970年代半ばから1980年代にかけて。かつて日本には雑誌カルチャーとでもいうべきものがあった。雑誌の年間発行部数が22億冊を超えていたという話もある。そんな中、サブカルチャー、ポップカルチャーを志向する雑誌が多く世に出た。植草甚一の「宝島」、「P…

【告知】「起こりうる事件 来たるべき世界~サイバーミステリ小説アンソロジー」企画に寄稿しました

株式会社イードさんが運営する法人向け情報セキュリティ専門メディア「ScanNetSecurity」において、近い将来起こりうる新しいサイバー犯罪・脅威をテーマとしたショートショートミステリの競作特集「起こりうる事件 来たるべき世界~サイバーミステリ小説ア…

【告知】『声優論』電子書籍版刊行のお知らせ。そして〈続編〉について。

『声優論~アニメを彩る女神たち』(河出書房新社)が電子書籍化されることになりました。3/3(金)に配信予定、本体価格は1700円(税込1836円)です。 声優論 アニメを彩る女神たち 島本須美から雨宮天まで 作者: 夏葉薫,町口哲生,深水黎一郎 出版社/メーカ…

“青春小説”としての再定義/青春小説の再定義~萩原健太『アメリカン・グラフィティから始まった』を読んで

萩原健太さんの『アメリカン・グラフィティから始まった』(ele-king books)を読了した。 アメリカン・グラフィティから始まった (ele-king books) 作者: 萩原健太 出版社/メーカー: Pヴァイン 発売日: 2016/12/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログを…

現代の、そして音楽以外にも通用する「作りかた」とは。そして、渋谷系に関する誤解について~『「ヒットソング」の作りかた』を読んで

牧村憲一さんの『「ヒットソング」の作りかた』を読了した。以下、簡単な感想を。 「ヒットソング」の作りかた―大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち (NHK出版新書 506) 作者: 牧村憲一 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2016/12/08 メディア: 新書 この商品…

「渋谷系を聴いていましたよ」という発言にある〈もやもや〉

今年はサブカル/オタクについて、今までよりも真剣に危機感を持って考えてきた。そんな中で、同業者でオタク寄り、そして私と同世代の方の発言で、2つほどもやもやしたものがあった。ただ、もやもやしたものの、同時に私がサブカル/オタクを考える上での…

あの頃のサブカル少年・少女への強烈な肘鉄~樋口毅宏『ドルフィン・ソングを救え!』を読んで

今さらで申し訳ないが、樋口毅宏の『ドルフィン・ソングを救え!』を読了した。 ドルフィン・ソングを救え! 作者: 樋口毅宏 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 2015/10/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (6件) を見る フリ…

『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』を読んだ

ロマン優光さんの『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』を読んだ。以下、簡単な感想。 間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに (コア新書) 作者: ロマン優光 出版社/メーカー: コアマガジン 発売日:…

楠本まき『Kの葬列』のミステリとしての魅力について~オールタイムベストミステリマンガにさきがけて

twitter上で松井和翠さんがオールタイムベストミステリドラマ&マンガなる企画を実施していたので、投票してみた。 【オールタイムベストミステリドラマ&マンガ】投票締切は9/11(日)24:00!【ドラマ/エピソード】→#ATBミステリドラマe【ドラマ/シリーズ】→#AT…

渋谷系年表への私なりの補足~1998年編

前回につづいて、今回は1998年を。 konichiwanippon -渋谷系年表- この年表にちょっとずつ私なりに補足していこうかなと思う企画その5。 なお、●は年表にないもの。○は年表にあるが補足する必要を感じたものだ。 はじめに 私の渋谷系史観をここで提示しよう…

渋谷系年表への私なりの補足~1999年編

前回につづいて、今回は1999年を。 konichiwanippon -渋谷系年表- この年表にちょっとずつ私なりに補足していこうかなと思う企画その4。 なお、●は年表にないもの。○は年表にあるが補足する必要を感じたものだ。 はじめに~注意書き 今回はまずちょっとした…

渋谷系年表への私なりの補足~1995年編

昨日に引き続き、今回は1995年を。 konichiwanippon -渋谷系年表- この年表にちょっとずつ私なりに補足していこうかなと思う企画その3。 なお、●は年表にないもの。○は年表にあるが補足する必要を感じたものだ。そして、今回、■を新たに設ける。これは明らか…

渋谷系年表への私なりの補足~1996年編

ちょっと空いたが、この記事の続き。 konichiwanippon -渋谷系年表- この年表にちょっとずつ私なりに補足していこうかなと思う企画その2。 今回は1996年に補足していきたい。なお、●は年表にないもの。○は年表にあるが補足する必要を感じたものだ。 ◯カヒミ…

渋谷系年表への私なりの補足~1997年編

5/28にNHKのEテレで放映された『ニッポン戦後サブカルチャー史 III 90'sリミックス』の〈「渋谷系」とDJカルチャー〉が放映された。 放映中から、当時を知る方たちがtwitter上で盛り上がっており、中には貴重な証言もあり、twitterをやっていてよかったなと…

「龍が如く0」から見る80年代ポップカルチャー史~あるいは、90年代と「ゴーマニズム宣言」について

随分出遅れてしまったが、「龍が如く0」に最近ハマっている。 龍が如く0 誓いの場所 出版社/メーカー: セガゲームス 発売日: 2015/03/12 メディア: Video Game この商品を含むブログ (13件) を見る 「龍が如く0」は1988年を舞台とする。だが、そこでパロディ…

植草甚一展雑感

ちょっと一段落ついたので、4月30日に世田谷文学館で行われている植草甚一展に行ってきた。 芦花公園駅から世田谷文学館までの道中にある商店街に植草甚一展のポスターが貼られており、まず嬉しくなったわけだが。なにせ、もう駅の構内からしてこんな感じ。…

渋谷系直撃世代のかつてのギタポ少年から、「音楽だいすきクラブ」さんの「渋谷系はかっこいい」という記事への補足

以前「TV Bros.」でも紹介されていたブログ「音楽だいすきクラブ」さんに、次のような記事がある。 渋谷系特集 #1「渋谷系はかっこいい」 - 音楽だいすきクラブ 渋谷系について触れたもの。筆者の方は私よりも10歳近く若い方だそうで、それなのにここまでき…

なぜ私は声優に興味を持つようになったのか?

誤解を恐れず言うならば、私は狭義のオタクとは言いがたい。 ここ数年、ミステリ小説との並走関係がアニメに観測できたために、放映中のアニメはほぼ全部チェックするようにはしていたが、そもそも私は熱心なアニメ視聴者ではない。「エヴァンゲリオン」もリ…

岡崎京子展雑感

今日は、思い立って、昼に世田谷文学館まで岡崎京子展を観に行った。 以下、考えたことを簡単に。 以前、外大漫研の先輩が「90年代のオタクにとっての“はしか”のようなもの」として「エヴァ」とCLAMPを挙げていたのだが、「90年代のサブカル少年にとっての“…