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『サイバーミステリ宣言!』が候補作に選ばれました

『サイバーミステリ宣言!』(角川書店)が、第16回本格ミステリ大賞の評論・研究部門の候補作に選ばれました。ありがとうござます。

サイバーミステリについてまとめた書籍は今までになかったため、企画段階から試行錯誤や議論を重ねてきましたが、共同執筆者である一田和樹さん・七瀬晶さん・藤田直哉さん・千澤のり子さん、ニコ生を手伝ってくれた越元カープさん、そしてKADOKAWAの担当編集者であるKさんとのチーム*1で取り組んだことが評価されたことを、大変うれしく思います。

 

サイバーミステリ宣言!

サイバーミステリ宣言!

 

 

候補作一覧は以下です。(50音順)

開票式は5月12日。

詳報は、本格ミステリ作家クラブTwitterアカウント(@honkakumystery)をご確認くださいませ。

 

 

で、どんな本だったっけ?

内容については拙ブログや、twitter上での感想をまとめたものをお読みいただけますと助かりますが、

ue-kaname.hateblo.jp

 

togetter.com

 

担当編集者さんによる紹介文をここに掲載いたします。

 

昨年、映画化されたマンガ「予告犯」や人気ドラマとしてご存じの「BLOODY MONDAY」などはサイバー空間を舞台とした頭脳バトルが展開される内容です。近年は誰もがPCやスマホからネットに接続するようになり、そういう内容の作品も物凄い勢いで急増しています。こうした、ジャンルとしてはSFとミステリが交叉融合するところを「サイバーミステリ」と呼び、評論した日本初(たぶん世界初)の書籍が本書なのです。

 

……実にわかりやすい。

 

なお、TOKYO FMさんのプログラム「TIME LINE」の公式サイトでも、『サイバーミステリ宣言!』をご紹介いただいておりますので、こちらもぜひ。

www.tfm.co.jp

 

さて、「具体的にサイバーミステリって何があるの?」というお声はあるかと思います。そのため、『サイバーミステリ宣言!』には「サイバーミステリを感じるための30冊」(「冊」とありますが、映像作品も)をピックアップし、そのレビュー記事も掲載しております。取り上げさせていただいた作品は以下です。

 

 

おそらく、出るのがあと半年遅ければ、アニメ「乱歩奇譚」も確実に紹介していただろうなと思います。
ということで、サイバーミステリをもっと知りたいという方には、以下の2冊も併せてご紹介しておきます(ここぞとばかりに宣伝するスタイル)。ご興味のある方はぜひ。

 

乱歩奇譚 Game of Laplace オフィシャルファンブック

乱歩奇譚 Game of Laplace オフィシャルファンブック

 

こちらには、サイバーミステリとして見た「乱歩奇譚」論=「怪人二十面相、サイバーミステリ時代に復権す」が掲載されております。

 

ジャーロ 54号 夏号 (光文社ブックス)

ジャーロ 54号 夏号 (光文社ブックス)

 

 サイバーミステリ特集が組まれた「ジャーロ」No.54には、「サイバーミステリは何を描いてきたのか」を寄稿しております。

 

さいごに

私の通っていた大学にはミステリ研究会のようなものは存在せず、大学を出てからもどこかの団体に属したり、ネットで仲間を探して交流するようなこともしてこなかったので、そういう意味でずっと一人で“ミステリ読み”を続けてきました。
小森健太朗さんにたまたま声をかけてもらってデビューして、そこからいろいろあって今に至るわけですが、そんなわけで今回、ベテランの評論家さんや有名なミステリ・ファンの方に混じって賞の候補になれたことには驚いていますし、いまだに信じられないでいます。本当によくわからんです。これからも精進いたしますので、よろしくお願いいたします。

*1:やや拡大解釈気味ではありますが、こころよく書影やDVDのパッケージ写真を貸してくれた各社の編集者さま・広報担当者さまもチームの一員です。ありがとうございました!