2017年上半期のアルバム私的Best10

5月も終わったので、とりあえず2016年12月~2017年5月の間にリリースされたアルバムから、独断と偏見で上半期のベスト10を挙げておきます。

 

なお、私のBest10遊びは、1996年に地元のレコード屋さんからの依頼で、同店舗が発行していたフリーペーパーに寄稿したものから始まっておりまして、それからなんだかんだで続けております。

とはいえど、今では備忘録替わりに付けているような感じで、「ああ、あんなレコード買ったなあ」と思い出すためにやっています。

 

とりあえず、昨年のランキングはこちら


2015年度はこちら


最後に。コメントは覚え書き程度のものなので、お手柔らかにお願いします。

 

洋楽新譜部門 
ブルー&ロンサム

ブルー&ロンサム

 

1位 ローリング・ストーンズ『Blue & Lonesome』
2位 レイ・デイヴィス『Americana』
3位 ロバート・ランドルフ&ファミリー・バンド『Got Soul』
4位 タジ・マハル&ケブ・モ『Tajmo』
5位 サンダーキャット『Drunk』
6位 ボブ・ディラン『Triplicate』
7位 O.S.T.『Beauty & the Beast
8位 オールド・クロウ・メディスン・ショー『50 Years of Blonde on Blonde 』
9位 イェンス・レークマン『Life Will See You Now』
10位 ジョン・メイヤー『The Search for Everything』
次点 シェリル・クロウ『Be Myself』
次点 ザック・ブラウン・バンド『Welcome Home』

 

1位の音像のやばさはたまらなかった。ブルース・アルバムという名のガレージ・ロック


The Rolling Stones - Ride 'Em On Down


2位はレイ・デイヴィスのソロとしても最高の1枚では。歌詞もじっくり読むべき1枚。


Ray Davies - Americana


6位のディランにはこの時代において「あえてこれ」ではなく、時代と正面から向き合ってほしかったなというのがあった。7位は新曲がとにかく良かったので。

『ブロンド・オン・ブロンド』50周年を記念したライヴを収録した8位はご機嫌。

 

隠し玉のLos Straitjacketsによるニック・ロウ・カヴァー集『What's So Funny About Peace』を入れられなかったのが心残り。

What's So Funny About Peace, L

What's So Funny About Peace, L

 

 


Los Straitjackets - “(What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding”

 

ショバリーダー・ワンの『Elektrac』やアリソン・クラウス『Windy City』も良かった。

 

洋楽再発・発掘部門

1位 オーティス・ラッシュ
  『アイ・キャント・クィット・ユー・ベイビー
   ~ザ・コンプリート・コブラ・セッションズ 1956-58』
2位 ビートルズ『SGT. Pepper's Lonely Hearts Club Band(Super Deluxe)』
3位 ロイ・オービソン『Black & White Night 30』
4位 ジョージ・ハリソンクラウド・ナイン』
5位 ポール・マッカートニー『Flowers In The Dirt(3CD+DVD)』
6位 バッキンガム・ニックス『Buckingham Nicks』
7位 ヴァン・モリソン『Authorized BANG Collection』
8位 V.A.『シルヴァー・アンド・サンシャイン~ソフト・ロックナゲッツ VOL.1』
9位 ブリンズリー・シュウォーツ『It's All Over Now』
10位 V.A.『Rock And Roll Music! The Songs Of Chuck Berry
次点 V.A.『To Love Somebody: The Songs Of The BEE GEES 1966-1970』

 

1位はブルース好き、アメリカ音楽好きは必聴。今回の一連のジョージのリマスターではダントツで良かった『クラウド・ナイン』を4位に。6位と9位は出たことに意味がある。英Aceはチャック・ベリーの作品集がシビレたけども、企画自体はビージーズのカヴァー集がユニークで好き。

ハンブル・パイのBOXとか、ロジャニコの音源集を入れられなかったのが心残り。木村ユタカ氏が編纂した『ナイアガラの奥の細道~ルーツ・オブ・ナイアガラ・ポップス』も企画が最高だった。

ナイアガラの奥の細道~ルーツ・オブ・ナイアガラ・ポップス

ナイアガラの奥の細道~ルーツ・オブ・ナイアガラ・ポップス

 

 

邦楽部門
木の奥

木の奥

 

1位 坂田学『木の奥』
2位 コーネリアス「あなたがいるなら」
3位 小沢健二「流動体について」
4位 ザ・ペンフレンドクラブ『Wonderful World Of The Pen Friend Club』
5位 YOUR SONG IS GOOD『Extended』
6位 ANGELICFORTRESS『TRISMEGISTUS』
7位 かめりあ『Guest Tracks" Summary & VIPs 01』
8位 ミックスナッツハウス『All You Need is Nuts』
9位 『佐野元春 & ザ・コヨーテ・グランド・ロッケストラ』
10位 Skillkills『The Shape of Dope to Come』
次点 LEARNERS『モア・ラーナーズ』

 

1位はシンガー・ソングライターのアルバムだな、というのが第一印象。全体の音像、それぞれの音の距離感がそう思わせるのだろう。あらゆるジャンルの上にたゆたう音楽。一瞬、「今って1997年だっけ」と錯覚してしまう。97年の傑作群と直列関係にある一枚。


Ki-No-Oku Manabu Sakata Trailer Long ver. (not final mix, not mastered)

 

2位は音像以上に、らしくないぐらいにエモーショナルなヴォーカルにぶっとんだ。


Cornelius - 『あなたがいるなら』"If You're Here"

 

3位は歌詞にノックアウトされた。ソフトロックな4位も最高。選からは漏れたが、For Tracy Hyde『Film Bleu』もギターポップス好きとしては面白かった。

 

Film Bleu

Film Bleu

 

 


For Tracy Hyde - Favourite Blue (Official MV)

 

なお、再発に限ると、ナイアガラのあの箱にとどめを刺すが、『火の玉ボーイ~40周年記念デラックス・エディション』、はちみつパイ『センチメンタル通り[Deluxe Edition]』の2つの豪華盤も良かった。特に後者の満腹感ね。