「ファー・アウェイ・アイズ」はまだ聴こえているか?

山口雅也さんの『生ける屍の死』のお手伝いをしました

山口雅也さんが1989年に発表した、日本ミステリ史に燦然と輝く傑作『生ける屍の死』が光文社文庫から再登場することになりました。

 

生ける屍の死(上)

生ける屍の死(上)

 

  

生ける屍の死(下)

生ける屍の死(下)

 

 

今回は単なる再文庫化ではありません。
ほぼ全ページにおいて改稿がなされています。細かい修正に留まらず、エピグラフの変更、地図のリデザイン、推理パート自体のブラッシュアップ(!)など、本当に大きく変わっております。

 

発売日は上下巻とも6月12日。価格はともに780円です(本体価格)。

 

遊井は今回の企画にはプロデューサー的な立場で関わっております。
企画・編集をはじめ、解説、インタビューの構成、山口さんの作品リストの作成まで、いろいろやっています。
なお、解説は、キース・リチャーズと絡めて書いております。ストーンズ・ファンの方はそんな点でも楽しめるかも?

 

詳しくはこちらをご覧いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

bizarre-bros-band.hatenablog.com

 

 

『生ける屍の死』とは

アメリカはニューイングランド地方の田舎町、トゥームズヴィル。同地で霊園を経営するバーリイコーン一族では、家長のスマイリーが病床に臥しており、その遺産を巡って家中にただならぬ雰囲気が漂っていた。一方その頃、アメリカの各地で、不可解な死者の甦り現象が起きていたのだが――

 

山口雅也が1989年に発表したデビュー長編。
死者が甦る特殊状況で巻き起こる殺人事件と本格推理という、従来のミステリの常識ではありえない特異な筋立てが話題なった、その後陸続と生まれる、いわゆる“特殊設定ミステリ”に先鞭をつけた作品であり、現在のミステリ・シーンに多大なる影響を与えた。
このミステリーがすごい! 98年版」の〈10年間のミステリーベスト10〉国内編で第1位に輝くなど、エヴァーグリーンな傑作として今日も読まれ続けている。